福寿草になった少女

[童話]福寿草になった少女


福寿草になった少女 24


それから五百年がすぎました。
守屋山のふもとでは、何万本にもふえた福寿草
が、春の光をあび、美しく咲いています。
その中に一本、福の生まれ変わりの花が咲いて
います。
その福寿草は、守屋山にまだ雪が残っている頃、
ふっくらしたかわいい芽をだします。
そして、ほかの福寿草が全部咲き終わるまで、
美しく咲いているそうです。


       おわり



 



福寿草になった少女」は、
みほようこ二冊目の童話集「竜神になった
三郎」に収録されています。


https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu2.html



本の注文は、鳥影社へ

https://www.choeisha.com/order.html