2020-12-29 火とぼし山 童話 [童話]火とぼし山 第三章 湖の上を歩く娘 9 次の朝。 きよは、さみしそうに家に戻って行きました。 次郎は、きよのさみしそうな姿をみるたびに、心が 痛みます。 でも、住みこみで働いている次郎には、どうするこ ともできませんでした。 湖に氷がはっている間、二人は何度か会いました。 五日に一度は、会っていたでしょうか。 つづく